資料を整理しています。興味のある方がいれば幸いです。
理論価格
-需給の均衡価格をベースとした理論価格
-裁定に基づく持越し費用の理論価格
-プレーヤーの建玉水準に基づく理論価格
ひとつの理論価格モデルを全ての市場に適用する事はできない。市場特性、時期などにより濃淡がある。そのため、上記3つの「型」をベースに焦点を当てる場所を定め、他の2つないしは1つをバランスよく追加して理論を組み立てる。もちろん、商品によって「1つ」の理論価格しか材料がないものがある。
〇対極にある2つの商品で考える。
CME豚赤身先物 vs COMEXゴールド
供給の即時性+保管可能性
この2つの商品は上記モデルに適合できるだろうか?
COMEXゴールド
-需給の均衡価格をベースとした理論価格(米実質金利、インフレ率、)
-裁定に基づく持越し費用の理論価格(先物理論価格、All-in sustaining costs and all-in costs、裁定/タイムスプレッド)
-プレーヤーの建玉水準に基づく理論価格(投機建玉)
CME豚赤身先物
-需給の均衡価格をベースとした理論価格(在庫統計)
-裁定に基づく持越し費用の理論価格(–)
-プレーヤーの建玉水準に基づく理論価格(投機建玉、裁定/タイムスプレッド/クラッシュ※コーン*大豆ミール)
〇実証検証
価格形成の理論的枠組みを踏まえ実証検証